政進会鶴間 平成25年5月道内単独視察レポート 当別・函館

政進会鶴間 平成25年5月道内単独視察レポート 当別・函館

 

日程:5月19日(日)~22日(水)

視察先:当別町、函館市

 

5月20日(月) 9:30~10:30 当別町 住民環境部住民課

 「特定健康診査受診勧奨活動」

当別町では、特定健診の受診勧奨活動を積極的に行い、平成19年当初の受診率23.5%から、平成20年度に56.9%と目標の35%を大きく上回り、平成24年度現在も52.2%と高い受診率を維持しています。これは、町長が公約として推進し、いろいろな挨拶の場面でこの特定健診の受診を促し、それがまちの元気につながる、ということを伝えたことと、町の保健師や、町内会などから指名してもらった保健推進員や行政推進員の活動など、町全体で取り組んだ結果だそうです。

取り組みの中で、地区ごとに受診率を示したり、一人ひとりに受診してもらいたいと伝えたり、初めて特定健診を受診した方にも特定保健指導を実施したりしたそうです。

単純に特定健診を受ければ健康になります、だけでは受診してもらえない。しっかりと町にとっての意義を伝えなければならない。ということでした。釧路でも、明るい社会を目指すうえでぜひ取り組みたいことであると感じました。

リュド・プレイズ

若市議視察

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月21日(火) 11:00~12:00 函館市市民部くらし安心課

「多重債務相談、くらし安心110番の取組」

函館市では、多重債務者を救済するため、多重債務専門相談窓口を開設し、取り組んでいます。平成21年4月に、くらし支援室を開設し、平成24年度からは、市民相談や消費生活などの業務も所管する、くらし安心課、となりました。

業務として、まずは市民からの相談を受け止め、アドバイスなどの生活助言で支援を行い、必要に応じた形で専門家などへ引き継いでいます。また、市長公約により、「くらい安全110番」という専用ダイヤルを設け、市民が相談しやすい環境を整備し対応しています。これらの努力により、多重債務者の借金返済、市税滞納解消、生活支援などにつながっております。

釧路市では、納税課や生活福祉事務所、市民生活課など対応窓口が多岐にわたっていますが、窓口を一本化することによって、市民が相談しやすい体制もできる可能性があるので組織的な検討をすべきでは、と思いました。

 

5月21日(水) 15:00~16:00 函館市企画部、函館市経済部工業振興課

 「潮力エネルギー・太陽光発電システム設置補助事業の取組」

函館市では国際海峡である津軽海峡の潮力エネルギーの活用を目指し、今年度から調査を始めました。また、住宅用太陽光発電システム設置費のうち、1KWあたり7万円、21万円を上限として補助事業を行っております。

潮力エネルギーについては、内閣官房総合海洋政策本部が海洋再生可能エネルギーの利用促進の方針を打ち出し、洋上風力や潮流・海流、波力、温度差発電などの実証フィールドを設けて調査を進めることとしたため、函館市が最大流速1.5m/sの津軽海峡の潮流を売りに名乗りを上げたものであります。

函館市では、国際水産・海洋都市構想、という構想を策定し、がごめ昆布の商品開発やPRから潮流を利用した様々な研究などを産学官の連携で行う、函館マリンバイオクラスター、国際水産・海洋総合研究センターの設置、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区の認定など、しっかりと推進する体制を整えながら取り組んでいます。大学や短大などの学術研究機関を集積し進めているマリンサイエンスや、市民養成講座などを組み水産・海洋コーディネーターや海のサポーターなど市民が新水産・海洋都市はこだてを支える人材育成や、がごめマップやがごめ昆布ねばねば本舗というアンテナショップ設置など、函館の総力で推進するという意気込みを感じました。

釧路市でもこういった構想を持ち、取り組みの土台を築き、国の支援を得ながら市民を巻き込んで、進めていくべきだとおもいました。

5月21日(水)16:00~17:00 NPO法人南北海道自然エネルギープロジェクト 「市民風力発電所・設置運動について」

南北海道自然エネルギープロジェクトは、誰でも無理なく地球保全に貢献できる、風力や太陽光などの自然エネルギー普及のために取り組む組織で、市民から資金を集めながら、風力発電施設を建設しています。風車の増設を北電に申請しているが、なかなか受理されないそうです。

釧路でも、送電網の容量がいっぱいになっているようで、その解決が自然エネルギーのさらなる普及には必要不可欠となっています。

5月22日(水) 10:00~12:00 リュド・プレイズ社 

「温泉熱利用のイチゴ栽培施設」

函館市内から車で30分、海岸沿いの恵山にある温浴施設から出る廃油を利用し、大型のビニールハウスによるイチゴ栽培に取り組む、リュド・プレイズ社を視察しました。

ここでは、はこだて恋いちご、というケーキ用の酸味の強いイチゴを、年間を通して安定的に生産し、契約する菓子店などに卸しています。北海道は夏の気温が本州に比べて低いので、本州では出荷できない夏の時期にイチゴが生産でき、その期間に確実に販売できるため経営は安定しているそうです。生産責任者は経験者を雇っており、そのノウハウだけあれば、道内各地で同じように商業ベースに乗せていけるそうです。

釧路でも、丹頂いちご、など同じようないちご栽培が盛んになってきました。夏の涼しさを農業に生かすことが釧路の道である、と感じました。


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